「雑草のように生きる」という言葉があります。そこら中にいつも生えている雑草の姿から、強靭な生き方の代名詞のように使われています。しかし、実際には「雑草」とひと括りに見ているから、そう思えるだけなのかも知れません。数で勝負するもの、人気のない場所を選ぶもの…。彼らはそれぞれ異なる生態を持ち、私たちが「雑草」と呼ぶ大きなコミュニティーを作り上げています。

これから社会に出る私たち学生は積極性やリーダーシップを持つ強い人物であることを一律に求められ続け、疲弊しています。雑草社会の姿は、そんな私たちに「強い生き方」の新しい意味を教えてくれるはずです。斉藤真苗さん(尾道自由大学 教授)と一緒に雑草の生態を追いながら、社会で生きる私たちのあり方について考えていきます。

題 名:
雑草のように生きる? ~集団で活きる自分らしさ~
日 時:
2020年11月28日(土)15時~16時30分/開場 14時45分
会 場:
Labass?(静岡県静岡市葵区栄町5-11)
ゲスト:
斉藤真苗さん(尾道自由大学 教授)
聞き手:
冨田裕子(常葉大学 造形学部)
定 員:
10名(事前申込制/申込みフォームはこちら → http://ur0.work/lWgI
参加費:
無料(*ドリンク一杯以上の注文をお願いします)
主 催:
常葉大学 造形学部 村井貴デザイン研究室

【ゲストプロフィール】斉藤真苗(さいとうみなえ)さん
尾道自由大学 教授。幼少期から草むしりを遊びとして楽しみ、農学部に進学してから雑草たちの「生き方」に更に惹き込まれた。同時に、道端に生える雑草の楽しみ方を探る「道草プロジェクト」を始動。

2016年、島根県に移住し、道草遊びの企画を行うほか、島根大学にて研究補助を行う。美郷町薬草研究会に所属。食べる・飲む、治す、飾る…といったあらゆる魅力や可能性を日々探求しつつ、雑草とより一体化したワクワクの日常を目指し人生実験中。2019年、雑草をむしり、雑草を食らい、必要なことは雑草を術に手に入れながら自らの命を繋ぐという全国道草行脚を経て、現在は岡山県に在住。著書にオリジナルの道草遊びを考案しまとめた、小冊子「道草遊び見本帖」。

【新型コロナウイルス感染予防について】
・当日の朝に熱を計って来てください。
・2週間以内に平熱より一度以上高い熱が出た場合、参加をご遠慮下さい。
・当日はコロナ対策の一環としてマスクの着用をお願いいたします。